「some girls」(Kristin McCloy)はNYが舞台の少しセクシュアルな領域の秀作。海外のレビューでも4つ星、5つ星だらけ。でも日本で翻訳される気配は全くナシ。この本を買った懐かしい書店の名前をネットで探していたら「閉店」の事実を知ってしまった。名前は「Compendium」。
Compendiumは、LONDON , CAMDENTOWNの小さな店で、レジ前に座るひげもじゃの店主の後ろにはたしか巨大なブローティガンのポスターがあったような気がする。同人誌やカルト本までセレクションの面白さは英国「Guardian」紙のTOP10(閉店なので10位)にも入るほどの名店だったのに。(記者も悲嘆にくれてます)
池袋西武の「ぽえむぱろうる」が閉店したりと、採算が合いにくい名店がなくなりやすい、厳しい状況。その中でオンラインストアが支えるのは、マイナーな作家への少数ニーズの市場(いわゆるロングテール現象)。名作「some girls」も、ネット上で堅実に売れている。でも、本好きならやっぱり、手にとって世界を追える本屋がいい。
ちなみに英国の作家Kate mosseがObserver紙のインタビューで最もセクシーな本としてあげているのもKristin McCloyのデビュー作「Velocity」。
「Velocity by Kristin McCloy, which came out in Britain in 1989. A novel about grief and sexual obsession during a stormy North Carolina heatwave, with a perfect balance between explicit description and restrained anticipation. Not to be read in public though ...」