「東京はオリンピックからおかしくなったんじゃないかな。空中に道路を伸ばし、川を埋め立て、昭和がこわれてった」と「昭和」を心から愛していたのが映画監督・故実相寺昭雄氏。
大学卒業後TBSに入るも(wikipediaには書かれていないが)「美空ひばり事件」*と呼ばれる、業界では伝説の演出事件を起こし、TBSを追われてしまう。その後円谷プロや「帝都物語」で雪辱を果たすのだが、どこまでもエキセントリックでサムライらしい。(変身前のウルトラセブンとバルタン星人が鄙びたアパートの和室、ちゃぶ台ごしに語り合う演出はこの人ならでは)
【美空ひばり事件】:美空ひばり出演の歌番組本番で足元、瞳のアップの後、ヒキの遠景だけで本人をまともに映さない演出を敢行。局にクレームが殺到し、スポンサーからの抗議で番組から下ろされた。(これはこれでかっこいいと思うのですが当時は絶対的にNG)
今、東京・東久留米市では湧水のある谷をわざわざ埋め立てる政治がまかりとおっているらしい。オリンピック招致成功の暁には石原都知事の東京再改造計画がどこまでいくのか。。すでに江戸で世界最大の都市になったんだから、もういいじゃないか。。
では1980年のカンヌ国際広告賞グランプリを受賞した実相寺作品、資生堂のCM「初恋篇」で17歳の薬師丸と昭和レトロをお楽しみください。