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07.05.14

「君はまちがっている」
と人に言うには知性と勇気と資格と愛情がいる。

岸信介を新聞紙上で諭したひとがいた。
学友・我妻栄(わがつま さかえ)である。
法学部に籍を置いた者なら誰もが知る民法学者。
最高裁にもクレームを厭わない不偏不党の人格で、日米安保条約が批准された
1960年6月7日、朝日新聞に「岸信介に与える」という手記を寄せた。以下引用。

“君は定めし、いまの外交路線を強めていくことが、わが国の発展のための最も正しい道だと確信しておられるでしょう。その信念を疑いはいたしません。しかし、戦前君はドイツと組んで、中国と英米を敵として大東亜戦争を断行することが、わが国の発展のための最も正しい道だと確信しておられた。それはとんでもないあやまりだったのです。君はまた同じあやまりを繰り返しているように、私には思われてりつ然とします。今日君に残された道は、ただ一つ、それは政界を退いて、魚釣りの日を送ることです。”

岸は翌月に辞職。次期池田内閣から憲法はかろうじて守られてきた。
その岸の孫が同じ過ちを繰り返そうとする恐ろしさに、慄然とするのである。
来週の5月14日。ザル法の国民投票法、成立してしまうのだろうか。。
艦長、あなたはまちがっている。

tb

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