憲法記念日なので、「日本国憲法」の話。
遠い日。中学・社会科の授業で
「自衛隊は違憲ではないですか?」と質問が出た。
大学を出たての教師はとうとう来たか、という苦渋の表情でこう答えた。
「オレは答えられん。おまえたちが考えろ」
地団駄を踏み、顔を真っ赤にして教室から出て行った。
昨夜、安倍首相がエジプト・カイロで日本の憲法改正を明言した。
アジアの近隣諸国にも憲法改正のご説明にまわる、と言ってきかない。
この自信はどこからくるのか。全国の安保反対闘争に発展した彼の
祖父(母方)岸信介の新・安保条約強行採決にそっくりではないか。
終戦後の日本を粗暴な罪人としたら、米国は身元引受人。
それを監視するのが11人の村の重役会議「極東委員会」。
文民統治はソ連が提案し、社会権は学者から。
普通教育の義務化は教師から、男女平等は米国女性通訳者から。
更正の枠を超えた理想憲法が出来上がったのに、
米ソの冷戦が始まったからと再軍備を求めたのが米国。
あの日の教師の悩みは、国が米国のために自衛隊をつくったところにある。
矛盾である。在日米軍の存在が違憲だという判決
(1959年東京地裁・立川基地砂川闘争事件)
の存在はあまり知られていない。最高裁が判断を回避したからである。
自由民主党は1955年に生まれた。CIAがつくらせたという説すらある。
日米同盟を前提とし、米国の言うなり改憲派だから尤もである。
対する当時の最大野党、社会党(護憲派)も1955年に誕生した。
この「55年体制」が政治的にはいちばんわかりやすかった。
今や民主党ですら改憲派が多数を占め、自民党との違いも
わかりづらくなってきておる。
集団的自衛権を認めるということは、戦争に加担するということだ。
世界で唯一原爆まで落とされて、まだ戦争に手を貸すのか?
これは慎重に議論しなければならない問題なのに、
改正ありきで官邸が動くのはいかがなものか。
昭和天皇が靖国合祀への不快感を示した「富田メモ」の特集を
4/28の日経がやっていた。天皇も本心を言えなかった国。
ちなみに司法試験受験生はGW後に試験を控えるので、Gray Weekと言う。
日本は終戦後、ずっとGrayがつづいている。。
ワタクシは9条改正に反対です。
スイスのように永世中立国になれればいいとまで思うのだが。。