帰省。墓参。今までメガネかけてたっけ?と母。初めてボケを心配する。
瓦礫の山から父の遺稿に書かれていたシュティフターの「水晶」岩波とレクラムを採掘。
精度の高い、緻密な描写力。画家で自然科学者でもある作家ならでは。
帰り道。高層ビルの暗い谷間。ホームレスが背を丸め、
インスタントラーメンの白い湯気を立てていた。
以下遺稿
シュティフター「水晶」(岩波文庫)-「一冊の本」寄稿 昭和45年7月20日それは「人それぞれの生の暮れ方になってからももの悲しい思い出や、
心のふるえる思い出の中に、色とりどりに光る翼をはためかせながら、
わびしく虚ろな夜空を天かける」印象を与えるクリスマスの前夜の物語。(アルペンの麓らしい)南独のどこか、静寂と日光に満ちた、ベルトラムの
「ドイツ的形姿」さながらの山の峠を越えたミルスドルフの町。。。(以下省略)