31歳の会社員監督・加藤久仁生氏のオスカー受賞は改めていろいろなことを気づかせてくれた。彼の所属会社「ROBOT」は、昔は業界でも一部でしか知られなかったが“アルチザン”の魂を持った映像制作会社としてCX「踊る大捜査線」で一躍有名になった。社長は直接存じ上げないが、激務でもひとを大事にする社風と聞いた。受賞作品は、一見しただけでもチェコ・アニメに通ずる人肌のあたたかみがある。それはまぎれもなく監督の「Thank you,my pencil!」に込められた「手描き」の愛情と熱意にちがいない。おめでとうございます。