
© chocochips
under construction;people working on the top of bldg.
学生時代、ごくまれに肉体労働もした。ある日、高層ビルの屋上で大型のガラス板を職人に渡していた。夕陽で空が茜色になった頃、両手で持ち上げたガラスめがけて突風が来た。職人が叫んで走り寄ったが遅かった。凧の原理で背中からフェンスに叩きつけられた。怪我はなかった。ラッキーだよ。フェンスが無ければ死んでたよ、と言った職人の顔もひきつっていた。学生さん。わかるだろ。ここはね。決死圏なんだよ。バスの窓ごしに見た風景が、風の中の声を連れてきた。