
© chocochips; old factory.it was beautiful.
某地方。仕事を終え工場跡にケータイを向けていると「何撮ってるの?」と年配の男性が近づいてきた。覚悟を決め毅然と挨拶。よそ者が御宅を撮ってるよ、と連絡が回ってきたらしい。さすが田舎。意図を説明すると態度を急変させ、涙をためながら中まで案内してくれる。棟梁だった父親が建てた大正時代の遺産という。壊さないようにとの遺言だが、四面楚歌とか。誉めてくれたひとはあんたが2人目だと笑う。お元気で、と言い残すとオトウサンはこどものように泣いていた。