Pierre-Luc Granjon
Le loup blanc
Merci,Monsieur Carpe Diem
Le loup blanc
Merci,Monsieur Carpe Diem
2001年から水瓶座の1000年紀と言われる。自由と変革、独立自尊の☆。さて。。
Les poupées russes(Russian Dolls),2005
映画の日はDVDでCédric Klapisch監督の「Les poupées russes(Russian Dolls)」を鑑賞。前作「L'auberge espagnole(Spanish Apartment)」の続編で単一作品としても愉しめる。漱石で言えば「三四郎」と「それから」の関係か。前作もよかったが、表現の芸術度はより高まっているよう。一作ごとに確実に成熟している作家。冒頭「僕はまた恋をしている」の台詞はArnaud Desplechin監督の「Comment je me suis disputé,1996」の邦題「そして僕は恋をする」を思い出させる。巴里への憧憬がつくらせた聖都サンクトペテルブルクの風景も美しい。
René Clair,1930
‘PARIS’ 2008 , excellence.
![]()
Certified Copy (Copie Conforme);
Cannes film festival diary: | Film | guardian.co.uk
Elvis Costelo;Notting Hill.not Nothing Hill.title is wrong.
Lumière and Company
"Achille et la tortue" via lemonde.fr Images : "Le Monde"/LeMonde.fr
Japanese movie,2002.a depressed woman's story.trailer-1'47" │ from1'48" another movie.
「阿弥陀堂だより」(2002)。こころを病んだ女医が夫の実家で快復していく物語。と言うと簡単だが、なかなか深い映画。‘病は気から’の‘気’を失ってしまう病はどう治すのか?予告の冒頭、主人公が座り込む症状はいわゆるパニック障害。病態の監修も細かくされている。「ひとの一生って、どう思います?」という主人公の台詞がテーマか。こころを病んでいるひとには、さまざまな箴言が用意されている。阿弥陀堂を守る「おうめ婆さん」の言葉がいい。*解説
“雪が降ると山と里の境がなくなり、どこも白一色になります。山の奥にあるご先祖様たちの住むあの世と、里のこの世の境がなくなって、どちらがどちらだか分からなくなるのが冬です。春、夏、秋、冬。はっきりしていた山と里の境が少しずつ消えてゆき、一年がめぐります。人の一生と同じなのだと、この歳にしてしみじみと感じます”
music by Alfred Newman
directed by John Ford
a vernal day. he asked.‘spring?’
Oscar Awarded 8'03"
![]()
Antoine Doinel
via
![]()
via
havey keitel was good.
![]()
Family fortunes: Setsuko Hara (left) and Yoko Tsukasa in Late Spring. Photograph: image net
via guardian
luke(paul newman)が監獄で母の死を知るシーン。この作品ではWhat we've got here is a failure to communicate.(ここにいるのはコトバのわからん男だ)の台詞が有名。‘わたしたちはみんな、おのおのが独房にいて鍵のことばかり思っている’(T.S.エリオット『荒地』)を思い出した。
via F2
![]()
Photograph: Marie Rivierre/AFP/Getty Images
*Le Monde
*Guardian
*Independent
仏蘭西からロメールの訃報に驚く。大好きな監督だった。残念。
pauline a la plage
昔々。数人で真夜中の海を見ていた。ある男が急に立ち上がり、沖をめざして進み始めた。皆、必死でその巨体を海中に引き倒した。夜の海には魔物が棲む。彼は今、イタリアでプロのテノール歌手になり、プリンセスと幸せに暮らしている。この映画には‘死’の匂いはないけれど、海のシーンでは、そのことを思い出す。
Quatre aventures de Reinette et Mirabelle (1987)
黎明の一瞬の静寂を待つレネットとミラベル。
マーケティング的にM2層である小生にとって「寺内貫太郎一家」は人様の家とは思えなかった。家長による絶対君主制。仁義と哀しみ。ほろ苦い人生。向田さんも久世さんも怖い親父の背中を見つめてきたんだろう。「久世光彦展-時を呼ぶ声」@世田谷文学館は11.29まで。
Raindrops Keep Falling On My Head/BJ Thomas
from the film, Butch Cassidy and the Sundance Kid (1969)
via microjournal
![]()
Paul Newman
and more
こどものころ、「いやいやえん」という絵本が家にあって。「いやいや」するほうを学んでしまった。以来ぐうたらはなおらない。
these movies have the common theme; the relation between you and deceased people and memories of you. the former‘la maison en petits cubes’is short but deep.the latter ‘good good’is a story about cats and a woman. and we’ll realize the conception of author;human and cat stands at the same position as a life.i recommend these movies.
![]()
© photo by chocochips
orangepeel×chocochips
義母と3人で映画『私は猫ストーカー』へ。通い慣れた「古書 猫額洞」が舞台だけに、不思議な感覚。現実とフィクションのはざま。ローアングル。自然音。時折の長まわし。小津安ニ郎、市川準、エリック・ロメールの遺伝子を感じる。
ひとはなにゆえに猫を愛するか。猫はなにゆえに愛されるか。観終わって何かを考えるいい映画だった。今、日本人はどのくらい幸福なのだろう。明日は都議選。どうなるか。
店内、PC前のシーンでは、置いていただいている「THE HOLIDAYS」たちに目が動いて困った。ちなみに古書 猫額洞は谷根千ではなく中野新橋。付近では伊呂波文庫(中野区本町3-12-15)もお薦め。
© photo by chocochips
enchanted world of second hand book.bottom;my daddy is cannibal
立川。人の波。空中回廊はSF的。オリオン書房ノルテ店へ。三省堂書店本店に次ぐ、浅生ハルミン氏原作『私は猫ストーカー』映画化記念トークショーⅡ。7/4(sat)公開の映画は満員御礼。mixiの「猫ストーカー」コミュは27,000人超だという。驚異。ところで書評家・岡崎武志氏は文もうまいが、話もうまい。ハルミン氏がバイト時代に遭遇したエロ少年「タケオ」の話も氏の誘導の技だろう。今回は鈴木監督は客席参加だったが、スローラーナーのプロデューサー・越川道夫氏、原作者の浅生ハルミン氏からは前回以上に本の話が出て良かった。披露された岡崎氏チョイスの古本も味がある。家計簿。教科書。ソノシート。日記etc.「質問がなければ当てます」もさすが元教師。越川氏とはエリック・ロメールなど映像のお話をさせていただく。きちんとお会いできてよかった。感謝。その足で古書 猫額洞。John Irvingの件、ありがとうございました。
昨年感想を書いておいた「小さな町で」(Charles-Louis Philippeシャルル=ルイ・フィリップ /みすず書房)を、先日、三省堂書店本店・映画「私は猫ストーカー」フェア売場で見かけた。いい本が共感されるのは嬉しいので、以下再掲載。。ちなみにトークショー「映画と猫と古本と」は7/1(水)18:30~@三省堂書店本店(要予約)。
読み終えるのが名残り惜しい本というのがたまにある。「小さな町で」(Charles-Louis Philippeシャルル=ルイ・フィリップ /みすず書房)もそんな一冊である。いつぞや古書猫額洞で発掘したもの。作者の実家がある、パリ郊外の小さな村が舞台の短編集。山田稔氏の訳がまた秀逸。(他作品)惨めな人生とその中のささやかな悦びを描く点ではマラマッドにも近い。
31歳の会社員監督・加藤久仁生氏のオスカー受賞は改めていろいろなことを気づかせてくれた。彼の所属会社「ROBOT」は、昔は業界でも一部でしか知られなかったが“アルチザン”の魂を持った映像制作会社としてCX「踊る大捜査線」で一躍有名になった。社長は直接存じ上げないが、激務でもひとを大事にする社風と聞いた。受賞作品は、一見しただけでもチェコ・アニメに通ずる人肌のあたたかみがある。それはまぎれもなく監督の「Thank you,my pencil!」に込められた「手描き」の愛情と熱意にちがいない。おめでとうございます。
Shine a Light is a 2008 documentary film directed by Martin Scorsese documenting two 2006 performances that took place during English rock band The Rolling Stones' A Bigger Bang Tour.[1] It also includes archive footage from the band's career. The film takes its title from the song of the same name, featured on the band's 1972 album Exile on Main St. A soundtrack album was released in April 2008 on the Universal label.(wiki)*apple trailer
マーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリー映画「シャイン・ア・ライト」が今週末からはじまるという。ローリング・ストーンズ2006年秋N.Y.ビーコンシアター公演に密着したもの。最近は映画館をライブ化する傾向が増えているけど本作もそうなるのかな。演る方も、撮る方も、老いてなお益々盛ん。*official/Japanese
追記:12/6 映画評論家の中条省平氏が高く評価していた。ただ氏曰く、歌詞が字幕化されていないのはいかがなものか。配給会社は猛省すべきである、と。確かに。東北新社なら御家芸のはずなのに。
Japanese TVprogram‘Monday Roadshow’in 80's.
Caster,Masahiro Ogi's last broadcast.He was cancered and died in 1988.He was 62.
「流れる」(幸田文 原作/成瀬巳喜男 監督・1956)は、女性の人生をしみじみ描く秀作。田中絹代演ずる「梨花」が不幸にめげず、けな気に生きていく姿が哀しくも美しい。「梨花」と同じく、自分の人生を見つめる娘(高峰秀子)の姿にも幸田文の想いがにじむ。ちなみに父方の祖母は「綾子」だった。一緒に観た隅田川の花火を思い出す。blogranking
ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノによる「東京」のオムニバス映画。 試写会の応募はココ。締切りは7/25。会員登録あり。
出演:香川照之、蒼井優、竹中直人、荒川良々、藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、大森南朋、妻夫木聡、でんでん、ドゥニ・ラヴァン、ジャン=フランソワ・バルメ、石橋蓮司
“ロシア史上、最も愛される人形アニメーション映画「チェブラーシカ」全四話完全版”が7/19(土)からロードショー展開とのこと。詳細は以下にて。
・official site
・wikipedia
「girl with a pearl earring ('03)/真珠の耳飾りの少女('04)」は映画の冒頭からフェルメール好きの頬をゆるめてしまう。中世のオランダの光の美しさが特別だったことは、(空気中の水蒸気の割合から)科学的に証明されているけれど、本作では光の陰影がよく表現されている。この「真珠の耳飾りの少女」同様、Deborah Moggach/Tulip Feverでモチーフになった「窓辺で手紙を読む女」もまた、隠された物語を連想させる作品。
![]()
akira kurosawa“seven samurai”
“Japain”will be continue.
黒澤明「七人の侍」冒頭、貧困と恐怖と哀しみに押し潰される農民たち。それはどこか現世の景色のようにも見える。乱世はつづく。今日は父の日。全国のしあわせ父さんに花が咲く日。おめでとうございます。
*
少年老イヤスク学成リ難シ。父の日が月命日とは。こころがくるしい。All happy families resemble one another,each unhappy family is unhappy in its own way.(しあわせな家族はみんな似ている。でも、ふしあわせな家族はみんな違う。/トルストイ:chocochip訳)を思い出した。
blogranking
![]()
Today is yasunari kawabata's birthday.I love his“The Sounds of Mountain”.If you are interested in Japanese literature,I recommend.it's very decent story.
今日は川端康成の誕生日。Google Japanも敬意を表しておる。彼の最高傑作と称される「山の音」は成瀬巳喜男監督作品(1954)で観るのがお奨め。鎌倉と人間が切ない、秀逸な作品です。(解説
blogranking
![]()
directed by akio jissoji
前にも書いたけれど、実相寺昭雄先生は好きな映画監督の一人。彼の手にかかるとウルトラセブンもフィルム・ノワールになってしまう。ある場面では大昔の石神井公園駅舎を発見。ダンがアラン・ドロンに見えてくる。blogranking
![]()
Marie Antoinette /directed by Sofia Coppola
蜷川実花は日本のソフィア・コッポラを意識しているのだろう。比較するのはどうかと思うが比べてしまう。どちらもフレーミングがよくできている。「さくらん」は全篇を通した金魚の暗喩がよかった。blogranking
![]()
Norman (Henry Fonda) reminds me of my father
20年ぶりくらいに「On Golden Pond / 黄昏」を見る。全く私事で恐縮ながら享年79の父の一周忌と誕生日がそれぞれ近づいており、しかも80の誕生日を迎える主役のNorman (Henry Fonda)が生き写しに見えるほど似ているのもあって。
*
いつも思うが、邦題というのは切ない存在だ。日本語の「黄昏」はやはりたそがれ、「Golden」ではない。アメリカ人にとって、選ばれた人間の別荘地といえばカリフォルニア・ネバダ州のLake Tahoe(タホ湖)が筆頭だけれど、本作の舞台もそれを思わせる。人生の最期、親子関係もこうありたいよなあ、とみんなが願うアメリカン・ドリームなのである。
*
本作でも垣間見られるけれども、一般に父と娘の関係と、父と息子の関係は全く違う。父と息子は同性同士のダウンロード。やがて同じ物体になっていく。私の場合、容姿と知能は似なかったが、嫌なところはそっくりだったりする。人生はままならない。
I started to watch “Barry Lyndon”last night.It's long story,so that I'm still “intermission”(lol).But the film is really beautiful. *From the information of my friend,“Northern Ireland Film Festival 2008 in Tokyo”will be held on 9th Feb -15th Feb.
アイルランドをこよなく愛する友人から「北アイルランド映画祭(2/9からユーロスペース)」のニュースが。昨夜見始めた映画はスタンリー・キューブリック「バリー・リンドン(Barry Lyndon 197)」。まだ「休憩」中(本編に「休憩」が挿入されている映画は久々である)だが、スバラシイ。舞台は18世紀なかばのアイルランドから7年戦争まっただなかのヨーロッパへ。アイルランド青年バリーの壮大なクロニクルもおもしろく、映像も美しい。世界の歴史が戦争の歴史だということと、ご先祖が戦火を生き残ってきたから、自分が存在していることだけは確かである。blogranking
入院中のある深夜、眠れずにベッドサイドでルネ・クレール(Rene Clair)「巴里の屋根の下 - Sous les toits de Paris (1930)」を観た。純愛をひねった展開は「アメリ」の原型でもあるような。白と黒の対比、トリミングの美しさが秀逸。おすすめです。
渋谷のシアター・イメージフォーラムから。Pink Floyd (ピンク・フロイド)が音楽を担当した幻の映画「La Valle」(1972)が日本初公開のニュース(11/3からレイトショー/監督処女作「More」は10.27(SAT)-11.2(FRI)上映)。見たいものが多くて困る。
昭和30年代レトロがブームである。団塊マーケット想定にはちがいないが、中年世代も同じなのであろう。本日付の日経・春秋にも紹介されているが神保町シアターで川本三郎氏編<映画の昭和雑貨店2「昭和30年代ノスタルジア」>特集が上映されるそう。
Luc Besson “subway” 14'
このうえない駄作かカルト映画かと批評家を二極化させたこの映画も、もう22年前。映画の冒頭(ここでは観れません)、フランス公開当初の挿入曲は渋くアンニュイだったのが、アメリカ対応に差し替えられ、全体の雰囲気も損なわれてしまった。このときから監督はhollywood寄りになってしまった。あのジャン・レノも若く、ジョン・ボーナムには遠く及ばないがドラムも叩いている。こうして見返すとやはり失われた80年代。
71歳のWoody Allen。11日はToronto International Film Festivalで新作「Cassandra's Dream」のプレミアと大忙し。
(厳しいスケジュールの合間。いくつかクリアしたので「冤罪」について書く)
人生には終わりがあるのだから、いちばん大事なのは時間である。したがってミヒャエル・エンデ「はてしない物語」的に言えば、「時間どろぼう」というのは最も憎むべき敵なのだ。
で。先日、周防監督の「それでもボクはやってない」を見た。「冤罪」を考える映画。もう少し言うと、現在の警察機関(逮捕・勾留)→検察機関(起訴・訴追)→司法機関(公判・裁定)の日本の犯罪訴追システムの実態では、こと「痴漢」に関しては有罪率99%の先入観の下で冤罪の温床になりうるという問題提起。本当の冤罪なら、国家による「時間どろぼう」だが時間は誰にも賠償できない。「取り返しがつかない」ものの最たるものだ。
さらに先日、お盆の親戚の集まりで陪審員制の話が出た。「日本はすぐにアメリカをマネするから」という感想も出た。うん。タシカニ。司法試験合格者の増員で司法修習生が就職難だというが、裁判官は人手不足で超多忙。裁判が長くなってしまうのを何とかできないか、の解決に陪審員制が出てきたわけだが、実は日本の刑事訴訟法はアメリカ法が前提になっているので、組み込みやすいという事情もある。しかし専ら裁判官の事務処理をスピード化するのが大前提の制度で、法のプロが素人をリードをするのは目に見えている気がしないでもない。一般人の感覚が冤罪を正してくれるならいいのだが。その逆になるオソレも。裁判には「一般人感覚」だけでなく知性や教養も必要なはずだし。。本当に大丈夫なのか?陪審員制、吉と出るか、凶と出るか。
最後に-
もうずいぶん前、朝ラッシュの地下鉄丸ノ内線内で痴漢オヤジを目撃したことがある。
急停車のアオリで中央に3層構造で立っていた人々の隊列が崩れ、見えにくい人ごみの中で行われていた蛮行が着席していた私の視界に偶然入ったのだった。(とてもここでは書けぬ内容。。)見たのは一瞬で、駅に着くと共に可哀そうに若い女性はどこかへ逃げてしまった。若気の至りでその変態オヤジの腕を掴み、連行しようとしたが女性が逃げてしまったので「ただのいいがかりだ」と強行拒否。こちらが暴漢のような有様に。。水掛け論を突破する勇気もなく、急いでいたので仕方なく断念したが。あのオヤジは定年まで痴漢を続けるんだろうか。。。
椎名誠さんによれば、インドのジャイナ教では殺生を忌避するので足で虫を踏まないよう、歩く先を箒で掃きながら歩くのだそう。日本ではそういうわけにはいかないが、夏休みの昆虫採集(標本化が課題)は嫌でたまらなかった。PTAからも抗議が出て以降禁止になった。学力以前に医学部・理学部への適格ゼロ。今でもペットショップの動物たちはかわいそうに思う。(といっても蚊は平気で叩くのだが)
*
ニュージーランドで7本足の羊が生まれた(dailymail)が、「殺さないで」という声が大きくなっている。
*
ベルイマンの訃報。89歳。死因は未発表。自宅で息をひきとったという。「七つの封印」を見たのは学生の頃。死神とチェスをするシーンが印象的↑だったけど、「結婚」を見つめた作品もおすすめです。TV作品「ある結婚の風景」は、スウェーデンでも驚異的な視聴率を誇り、ドラマ放映日には帰宅ラッシュで交通マヒが起きたほど。秀逸でした。また見たい。。。
*
![]()
clixkで拡大できます:from
ご安心ください。まだ現実ではありません。日本沈没ならぬ英国沈没。映画「flood」の1シーン。最近のCGはホントによくできてます。
ウディ・アレン『マッチポイント(2005)』を観る。流石の出来。作中、主人公に読ませているように(ドストエフスキー)「罪と罰」がテーマ。人物の設定も小説のオマージュになっている。
主人公クリスはアイルランドの貧困層出身。テニス界で成功し、シンデレラ・ボーイとなり、ロンドンで物質的に満たされていく。けれども、心は満たされない。成功する過程で「罪と罰」を解説書つきで読むのだが、この小説をエゴのために利用してしまう。。。
これは小説がエゴイズムから人類愛への昇華を謳ったのに対し、物質・経済の幸福を優先する現代へのウディ・アレンお得意の皮肉なんでしょう。
男と女の性差、物質界と精神界の対比に加え、戦争へのアンチもメッセージに込められている気がしました。興味のある方はドストエフスキー「罪と罰」も合わせて読むと楽しめます。
蛇足ながらスカーレット・ヨハンソンを起用し、「オレならこう使う」とS.コッポラに威厳を示したとも思えるのはワタクシの色メガネなんでしょうか。。
*
1年遅れで、高田雅博監督「ハチミツとクローバー」(コミック映画化)を観た。
監督の名前を聞いても?の方もいるかもしれませんが、CM界では有名で、演出畑を歩んできたCMディレクター。ディテールへのこだわりがすごく、個人的には密かに尊敬しています。
氏が業界向けのエッセイで書いていた「ぼくらはいつも大きな“わけのわからないもの”の入った大きな袋を抱えていて、その中から表現を紡ぎ出していくのだ」と言うくだりが印象的でまだ覚えている次第。そのときスケッチされていた「大きな袋」が、準・主人公「森田」が海外放浪で背負い続けたものとして(たまたまか?)登場します。
きめ細かな演出、巧みな映像で人間の機微がしっかり表現されていて、冒頭のエミリー・ディキンスン(米国の女流詩人)の引用もよい。夏目漱石の「それから」にも似た「Vizarre love triangle」が二重奏、三重奏で展開され、「狭義の愛」に敗れた者が「広義の愛」に救われる、隠れた設定も味わい深いと思います。
*
ところで、私事ですが(時間がつくれるのかわかりませんけど)詩・翻訳・写真・アート・小説など自分たちの「わけのわからないもの」袋=記憶&創造倉庫=海馬を持ち寄った「ほぼ月刊・海馬」なる同人誌をつくろうかという企画が持ち上がって数年たっているのですが。佐野元春ではないけど、「やりたいことはやる」というスタンスでとりあえず創刊号(フリーペーパー)をつくりはじめようかと思ってます。世の中、なかなか理解されることも難しいけど、その節はまたお知らせ申し上げますので、宜しくお願いします。
*
連休最終日は雨だそうですね。部屋で映画でもいかがですか?
The NewYork TimesのBest1000は残念ながら全部英語ですが、trailerでも楽しめます。
観たいものリストのおさらいなどにご利用ください。
淀川さんの「2001年宇宙の旅」
映画評論の第一人者、蓮實重彦氏のHPから。挑発的なコピーもこの方ならしかたがない。周防監督も学んだ蓮見氏の授業は「映画を年間100本見ること」が受講条件だったとか。
氏お気に入りの監督にワタクシも好きなアッバス・キアロスタミが入っている。1997年の「桜桃の味」は自殺願望の主人公が協力者を求めてさまざまなひとに出会っていくロードムービー。第50回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品としても知られてます。個人的にはテオ・アンゲロプロスの評価が知りたかった。。
ちなみに長男の蓮実重臣氏は作曲家で黒沢清「アカルイミライ」の音楽も担当していたとは。気がつかなかった。やはり華麗なる遺伝子ってあるようです。
フェリーニの「道」を彷彿とさせるオランダのアニメ短編です。「父と娘」。なんか小津映画みたいなタイトルですが、家族との離別、人生の時間の推移がモノクローム&セピアで叙情的に描かれてます。
Click to enlarge /Agency: Jung Von Matt, Germany
こちらドイツの文具(ペン)メーカーBICの広告は商品が出てきません。メッセージは“More joy of writing.”メモに書いてある内容はアンラッキーなこと-水道故障。病院に行ってくる。M-なのにウイリアム・モリスのようにエレガントに書いてしまうおかしさ。手書き文字のオープントレーラーから素敵だったS.コッポラ「Virgin Suicides」も、悲惨な事実をSophiaのトーンで包んでました。今度の「マリー・アントワネット」も楽しみです。以下「V.S.」のオープニングとハイライトを。
田中裕子・岸部一徳主演の『いつか読書する日』(2005)は、青春をこじらせているすべてのひとに観て欲しい作品。長崎の美しく小さな街を舞台に描かれる純愛やひとびとの生き様が切なく哀しい。『独立少年合唱団』(2000)でベルリン国際映画祭新人監督賞を受賞した緒方明氏の深い観察眼が光る。挿入曲「Rainy Days and Mondays」は、どんなひとも重い荷物を抱えていることへの暗喩にもとれる。Carpentersではなく原曲のPaul Williams & Roger Nicholsであるのが渋い。読書で孤独を埋めるヒロインの姿は、マラマッドの一篇を思わせる。本好きなら、エンディングでアップになるヒロインの書庫に目を奪われるだろう。
TVではじめて「swing girls」を観る。ずいぶん前のドキュメンタリー番組を思い出した。京都の進学校・洛南高校吹奏楽部がカリスマ老指揮者の指導で劇的に成長し、全国優勝に近づいていく話。予選を通過して泣きじゃくる生徒たちに、老指揮者が「努力っていいもんだろ?」と肩を叩くのが印象的だった。たしか優勝はできなかった記憶があるけど、ひたむきでよかったなァ。
人間には2種類ある。
やりとげる人と、あきらめる人。
ラクにたのしく生きる人と、そうでない人。
swingする人と、しない人。(以上swing girls)
人を殺したがる人と、自分を殺したがる人(Ethan Canin)
人を使う人と、人に使われる人(Ann Beattie/Steven Millhauser)
ドキュメンタリー「オランダの光(DUTCH LIGHT-HOLLANDS LICHT)」は、“オランダの光”がなぜ特別かを検証する美しいムービー。 写真や絵画に興味のあるひとには、おもしろいかも。
オランダはアムスしか知らないけど、 ベルリンともロンドンともちがう光と空気だった。 ベンチの隣では男が「マイ・ハッパ」を慣れた手つきで ブレンドし、ほの甘い香気を立ち上らせる。空中は微妙にピンク色の気分。。。
イチから(海面から)国をつくってしまった オランダの合理性と文化は非常に興味深いものがある。 ホームレスは存在しないようになってるとか。 オランダの社会民主主義、研究してみようかな。